今回は現在大学生で役者として活動中の染谷ノエルさんにインタビューしました。
現在は主に舞台で活動されています。
ではインタビュー記事をどうぞ。
Contents
染谷ノエルさんにインタビュー
1.自己紹介
中学の時に演劇に興味を持って、15歳からイギリスに1人留学して演劇を学びました。日本に帰国後、東京でお芝居をしています。
小劇場に立つようになってから、小劇場の存在を知らない人や、小劇場に行くのが勇気がいるという方がたくさんいることを知って、まずは小劇場は気軽に来てもらえる場所だといえのを知って欲しいなあと思いました。

2.イギリス留学時代
イギリス留学されてとのことでしたが、 シェイクスピアとか舞台の本場なイメージです。
イギリス留学時代はどうでしたか?
私は歌を主に専門でやってました! なので、RentやBilly Eliot、天使にラブソングを、など様々なミュージカル作品に立たせてもらいました。
ミュージカルレッスンの他に、普通の授業も受けていたのでかなり忙しい毎日でした笑
15歳から留学されてたとのことですが、英語はもともと得意だったのでしょうか?
いえ、英語はほぼ話せずの状態で、勢いで向かったので、最初の1年ほどは英語のクラスだけ取ってました。ドラマのコースはスピーキング力が必要だったので必死で勉強してました…。 今思うとほぼ英会話能力0でよく行けたなぁと思います笑
ミュージカルのコースでのスクールでは、イギリスの現地校だったので、ほぼイギリス人ばかりで日本人の同級生はいなかったです。
英語は上達しそうです。 寂しくはなかったですか?
とっても寂しかったですよ!夏休みに日本に帰ると、イギリスに帰りたくないとよく母に泣きついたりして笑 でも自分で決めた道ですし、行かねばという思いでした。
家族にはすごく心配もかけましたけど、すごく応援もしてもらえて、イギリス時代をずっと支えてくれたので今でも感謝しています
イギリスでの生活は寮に入られていたのですか? それともホームステイでしょうか?
ホリデー期間に寮が閉まる時期は、日本に帰らないときはホームステイしていました!
寮生活は楽しかったですか?
イギリスで休みの日はどのようなことをしていましたか?
休みの日は学校が連れてってくれるアクティビティに参加したり(遊園地や違う街に連れて行ってくれたりする)、ロンドンの親代わりの方のおうちにお邪魔したり、寮にこもるときは部屋や共同部屋で映画を見てるか、日本のお笑いを見てたりしていました!
休みも充実していて、いろいろな体験が今後にも生きてきそうです。
イギリス時代の出来事で印象に残っていることはありますか?
そうですね、イギリスでの経験は色んなところで役に立っています!
印象深いのは、日本でいう高校二年生の時期に、ウェールズからの感染症にかかりまして、ロンドンの病院へタクシーで2時間かけて向かい、2週間ほど学校を休んだことです笑 熱が40度あるのに、チョコレートケーキを出されたり、文化の違いを思い切り感じました。
結局これで期末試験が受けることが出来ず、1年留年するか、高校最後の年に2年分のテストを一気に受けるかを決断することになり、留年は嫌だったので高校最後の期末で2年分を取り、無事卒業しました笑 かなり印象深い思い出です。
3.日本帰国後
テストを翌年まとめては厳しい! 退院後に再テストとかあれば良いのに。 最後の年は頑張りましたね。
その後日本に戻ってこられてから浦島太郎状態みたいなのありましたか?
日本に帰ってから1番びっくりしたのはテレビ見ると知らない人たちがいたり、あと妖怪ウォッチがものすごくはやっていてびっくりしました。ポケモンだと思っていた…笑
日本に戻ってきてからはすぐに役者も始めたのでしょうか?
そこから客演として、外部の劇団さんに出るようになりました。
外部の劇団さんの客演の場合ですが、どういったカタチで出演が決まるものなのでしょうか?
8月の中旬に出演する舞台は、うちの劇団主催のものになります

4.染谷ノエルさん出演の8月中旬の舞台について
説明が少しむずかしいのですが、高校最後の夏、なにか大きなことを残したい高校三年生たちによる最低な夏、青春ディストピアストーリーです。 劇団史上最も話題を呼んだ、衝撃作品です。役者陣も生半可な気持ちでは演じられない、かなり面白い作品だと思います。
私自身、3年前に初演を観客としてみたとき、かなり衝撃が強くてずっと心に残っていました。今所属している東京ジャンクZに興味を持った舞台でもありました。
今所属されている東京ジャンクZにはどのような経緯で所属することになったのでしょうか?
日本の演劇には、大学1年からサークルを始め色々な劇団さんを観たりお世話になったりしてずいぶん慣れました。 ミュージカルともまた違うので本当に楽しいです。
イギリスのときはスタッフさんともそんなに関わりがなかったのですが、日本で演劇を、始めてからスタッフさんたちとの距離が近くて嬉しいです。
小劇場の存在もまた面白いですね。
小劇場ってイギリスにはあまり無いのでしょうか?
お客様とお話しできたり、直に感想を聞けたりします。 東京ジャンクZは温泉施設でライブショーをすることがあって、去年も上演したのですが、その時にはちびっこたちがお手紙をくれたり、アニメのグッズをくれたりと触れ合うことができて本当に嬉しかったです。
小劇場は垣根が低くて馴染みやすい世界なんですね。 その魅力、世間には伝わってないと思います。 言われてみれば、近いことは物理的な距離からも簡単に理解できるのですが、逆に物凄く遠く感じてました。 そこのとこ、僕が世に広めていきます。
ノエルさんは留学時代のミュージカルも含め、長い年月演劇じてきていますよね。 魅力を感じていなければできないことだと思うのですが、どういったところに、演じることの魅力を感じているのでしょうか?
舞台が終わった後に役者面会がありますが、知り合いの方ばかりが役者に話しかけて、本当にただ気になってきたお客様は役者に声かけたくても話しづらいなどもあると思います。
私自身、観客としていくとそういう時もあるので。 なのでなるべくたくさんのお客様が声をかけてくださるように、ツイッターなどを通して伝えています。
声をかけていただくのは本当に嬉しいことですので!
もちろん、話しかけたくないお客様もいますし、観劇スタイルは人それぞれですので、話しかけたいのに難しいという方に向けてです! 世に広めてくださるのは本当にありがたいです!少しでも舞台、小劇場に興味を持ってくださる方が増えるといいなあと思います。
部屋に帰ってから達成感と満足感、歌うこと演じることの楽しさを噛みしめました。演劇を通して友人も多くできました。 演劇をやりたいと思わなければ、イギリスにもそもそも向かってないので、演劇に助けられたことが多いことも原因かなと思います。
演劇は色々な役を通して様々な考え方を学べますし、単純に自分以外の何者かになるのが楽しいです。現実じゃ体験できない世界を舞台上じゃ体験できますし、本当に純粋に、面白いと思います。
あとはその舞台舞台で、同じ役者全員が集まることはない一期一会が好きだったりします。その瞬間を大事にしよう!と思えるので!
「その瞬間を大事にしよう。」ステキですね。舞台にはその「瞬間」を間近で観ることができる魅力があると思います。

5.今後の抱負と最後のメッセージ
そして少しでも染谷ノエルを知ってくださる方が増えてくれれば幸せです。いまはまだまだですし、これからどうなっていくかは自分でもわかりませんが、自分が諦めるまではがむしゃらに頑張りたいと思います。
今後、その存在感にますます磨きをかけていってほしいと思います。
では最後に、ブログ読者に向けてメッセージをお願いします。
これからも自分なりに精一杯努力しながら、大学卒業後も役者を続けていきますので、どうぞ応援していただけると幸いです。そして皆様といつかどこかの劇場でお会いできることを楽しみにしています。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました!

インタビュー後の感想
以上、役者として活動中の染谷ノエルさんでした。
舞台の本場イギリスへ留学をされていたとのことですが、行動力や勇気が相当無いとできないことですよね。
これまでの経験が知性と奥に秘めた熱い想いとなって彼女の目にあらわれています。
ちなみに僕が染谷ノエルさんに取材を申し込もうと思った理由の一つは彼女のこの「目」です。
僕が役者の方に取材を申し込む場合はこの「目」を重要視します。
何かを感じさせる魅力的な目を持っている方ってなかなか見つからないんですよ。
役者の「存在感」を構成する要素の中でも、「目」というのはかなり重要な部分だと思います。
その人の全てが「目」にあらわれるといっても過言ではないですからね。
だから既に染谷ノエルさんは存在感がある役者だと思います。
今後さらに様々な経験を積み困難を乗り越えていくことで、染谷ノエルさんの目にますます存在感が宿っていくことでしょう。
今後ともこの「夢を応援するブログ」では染谷ノエルさんのたくさんの人に小劇場に来ていただけるようになること、また舞台だけではなく映像作品に出演することという夢・目標を応援していきます。
みなさんもご一緒に染谷ノエルさんを応援よろしくお願いします。
8月16日(木)~26日(日)で公演予定の染谷ノエルさん出演の舞台「蒼いラフレシアの鼓動~The best of blue Rafflesia~」の情報もチェックしてみてください。
染谷ノエルさんが今所属している東京ジャンクZに興味を持った舞台ですからきっと面白いですよ!
【蒼いラフレシアの鼓動~The best of blue Rafflesia~ご予約はこちらから】
染谷ノエルさん出演の舞台【蒼いラフレシアの鼓動 ~The beat of blue Rafflesia~】の情報
東京ジャンクZ vol.8
『蒼いラフレシアの鼓動 ~The beat of blue Rafflesia~』
東京ジャンクZ発。
真夏の青春ディストピアが
満を持して3年越しに再び襲来ッ!!
【日程】
2018年8月16日(木)~26日(日)
※8月15日(水)に公開ゲネプロあり
【会場】花まる学習会王子小劇場
(〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 地下1F)
【脚本・演出】畑田哲大
【出演者】
鐵祐貴、薛朋花、平山輝樹、染谷ノエル(以上、東京ジャンクZ)
奥田努(Studio Life)、岸本武享(劇想からまわりえっちゃん)、榊原美鳳(ハダカハレンチ)、鈴木研(第27班)、髙橋龍児(ブルドッキングヘッドロック)、高畑亜実、藤波想平(birdh93)
【スタッフ】
舞台美術:泉真
照明:山内祐太
音響:田中亮大(Paddy Field)
演出助手:犬養真奈
舞台監督:北島康伸
宣伝美術:津和野諒(アガリスクエンターテイメント)
制作:テツユウキ
制作協力:足立悠子(ブルドッキングヘッドロック)
企画・製作:東京ジャンクZ
【タイムテーブル】
8月15日(水)19:30《公開ゲネプロ》
8月16日(木)19:30★
8月17日(金)14:00★/19:30
8月18日(土)13:00/18:00
8月19日(日)13:00
8月20日(月)14:00◆/19:30
8月21日(火)19:30
8月22日(水)休演日
8月23日(木)14:00◆/19:30
8月24日(金)19:30
8月25日(土)13:00/18:00
8月26日(日)13:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前を予定
※上演時間約2時間30分(途中休憩10分あり)を予定
※18日(土)、25日(土)13:00開演のみ託児サービス実施
【チケット料金】
[前売券](※事前入金が必要です)
一般:3,500円 U24:2,700円
[★初期割 ◆平日昼割](※事前入金が必要です)
一般:3,200円 U24:2,500円
◉当日精算・当日券は一律「+300円」
[高校生以下]前売・当日ともに1,000円
《公開ゲネプロ》
[当日精算・当日券]
一般:2,500円 U24:2,000円
[高校生以下]
一律:500円
*ゲネプロとは劇場で行う初日前の最終リハーサルのことです。
本番とは違い、何が起こるか分からないドキドキハラハラなステージです。
枚数限定・諸条件あり。
【お問い合わせ先】 MAIL:z.tokyojunk@gmail.com TEL:080-9876-8532
【あらすじ】ラフレシア。それは世界最大の花と呼ばれている。
開花するのに2年かかるが、咲いたら3日で枯れてしまう。
だから目にする機会がほとんどない。
おまけに糞のような悪臭を放つため、咲いた途端に蠅が集る…。
高校最後の夏。そして、平成最後の夏。
何かを残すために僕たちは、ラフレシアを探してがむしゃらに彷徨った。
国体でも甲子園でもなく、僕らが目指すはラフレシアだった。
こいつを見つけて世に出せば、今までのような日陰の生活から卒業できる。
一躍、人生の華やかなスポットライトを浴びられる、はずだった。
だけどラフレシアなんて簡単に見つかるはずもなくて、
結局、僕たちはただ漠然と凄い何かを世に知らしめたいだけだった。
最後の夏は、そう簡単には忘れさせてくれない。
劇団史上、最も過激で、最も名高い評判を呼んだ迷作が遂に復活!
逃げ場を失った貴方は凍りつくか!目を背けるか!はたまた笑うしかないか?!
猛烈なアツさなのに超極寒!!
真夏のB級青春グラフィティ!!?!

