8月21日、染谷ノエルさん出演の舞台「蒼いラフレシアの鼓動〜The beat of blue Rafflesia〜」観てきました。
劇場は王子駅近くにある「花まる学習会館小劇場」です。
以前、インタビュー時に染谷ノエルさんはこんなことを言っていました。
説明が少しむずかしいのですが、高校最後の夏、なにか大きなことを残したい高校三年生たちによる最低な夏、青春ディストピアストーリーです。 劇団史上最も話題を呼んだ、衝撃作品です。役者陣も生半可な気持ちでは演じられない、かなり面白い作品だと思います。
私自身、3年前に初演を観客としてみたとき、かなり衝撃が強くてずっと心に残っていました。今所属している東京ジャンクZに興味を持った舞台でもありました。
【2018年8月6日公開 染谷ノエルさんのインタビュー記事】より
今、染谷ノエルさんが所属している東京ジャンクZに入るキッカケになった作品なわけです。
染谷ノエルさんの人生に影響与えてますよね。
結構期待できるんじゃないかなぁと思いながら観に行きました。

舞台の冒頭は和やかな和気あいあいとした楽しげなムードで進行していきます。
笑う場所が何箇所かあったのですが、この時点で僕は思いました。
「ヤバイ。僕の笑いのツボに全く刺さらない。今日の舞台は相当寒いことになるかもしれない。」と。
基本的にこの「夢を応援するブログ」で紹介させていただいた方々の舞台や映画、ライブなどは年1くらいは観に行くつもりですが、必ずしも毎回面白いとは限りません。
ファンの俳優が出ている作品が、全部面白いわけではないのと同じです。
で、観た作品がつまらなかった場合、これを面白かったと書いたら僕の信用問題に関わってきます。
たまたま、読者と僕の趣味が合わないのはしょうがない。
でも嘘を書いていたら、僕と趣味が合う読者の心も掴むことができません!
つまり誰の心も掴む事はできなくなると言うことです。それはマズイ。
ですので「こりゃ今回は観劇の感想は書かないかもなぁ〜。」なんて思っていました。
物語はとある山の廃小屋で進行していきます。
廃小屋に集まったアウトローな高校生達。彼らは動画配信でひと花咲かせようと放送部を使って偽の不良ドキュメンタリーの撮影を始める。
この辺りから物語は徐々に怪しさを醸し出していきます。
撮影を進めるうちにそれぞれの鬱憤と場の状況から虚構と現実の境が曖昧になっていくアウトロー達。
物語はどんどんと狂気を増していく。
この狂気はどこに向かっていくのか?
いつしか僕は物語に漂う怪しい雰囲気に飲み込まれ、気づかぬうちに物語の世界に引きづり込まれていました。
そして物語は、、、。
というわけで、続きは花まる学習会王子小劇場でね!なわけですが、この「蒼いラフレシアの鼓動」はかなりの衝撃作ですよ。
物理的(舞台美術)にもストーリー的にも仕掛けが良く出来ています。
緩急のつけ方が絶妙なんだよなぁ〜。
染谷ノエルさんの役は明るくて可愛らしいキャラクターでしたが、それが逆に作品の中では不気味さを演出するというか。
いろいろと良く練られています。
あまり笑えないなぁと思っていた冒頭のシーンも見終わった今となっては、ちょうど良いサジ加減だったと思えるから不思議。
ダークさ過激さ故に好みはハッキリと「大好き」と「大嫌い」に別れると思います。
でもダークで過激な作品が好きな方には間違いなくおススメ!
僕が今まで見た映画、ドラマ、小説、マンガなど全部引っくるめた中のベスト10には間違いなく入ってます。
ここまで褒める事はこの先も含めて滅多に無い事だから!
マ・ジ・で!
舞台は2018年8月26日(日)までの公演です。まだ間に合います。
さぁあなたも花まる学習会王子小劇場で東京ジャンクZの「蒼いラフレシアの鼓動」を観て、平成最後の夏の思い出を作りましょう。
このブログでは今後も染谷ノエルさんの夢への挑戦を応援していきます。
びっくりノエル!
東京ジャンクZ vol.8
『蒼いラフレシアの鼓動 ~The beat of blue Rafflesia~』
【会場】花まる学習会王子小劇場
(〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 地下1F)
【タイムテーブル】
8月22日(水)休演日
8月23日(木)14:00◆/19:30
8月24日(金)19:30
8月25日(土)13:00/18:00
8月26日(日)13:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前を予定
※上演時間約2時間30分(途中休憩10分あり)を予定
※18日(土)、25日(土)13:00開演のみ託児サービス実施
【チケット料金】
[当日券]
一般:3,800円 U24:3,000円