クリエイター

高校生デザイナーKUDOさんにインタビュー

今回は高校生デザイナーKUDOさんに渋谷にてインタビューしました。

KUDOさんは高校生ながらもこれまでの海外経験などを活かし、グラフィックデザイナーとして活動しています。

ではインタビュー記事をどうぞ。

KUDOさんインタビュー

KUDOさんの生い立ち

トシーゾ
トシーゾ
では読者に向けて自己紹介からお願いします。
KUDOさん
KUDOさん
現在15歳の高校生グラフィックデザイナーKUDOです。

「ジャンルにとらわれないデザイン」をモットーに、過去の海外経験を活かしながら活動してます。

よろしくお願いします。

トシーゾ
トシーゾ
よろしくお願いします。

これまでどのような海外経験をされてきたのでしょうか?

KUDOさん
KUDOさん
2才から5歳までは父の仕事の関係で中国ですごしました。

団地に住んでいたのですが、治安の関係もありあまり団地の外に出れませんでした。

家庭内でゲームが禁止だったので父親が工作好きだったこともあり、よく一父と一緒に工作をしていました。

今にして思おうとこれが僕のもの作りの原点になっていたのかもしれません。

トシーゾ
トシーゾ
その後も海外に行く機会はありましたか?
KUDOさん
KUDOさん
小学2年生の終わりから、小学6年生の夏まで、親の仕事の都合でシンガポールに4年ほど住んでいました。
トシーゾ
トシーゾ
シンガポールでの生活で印象的だったことはなんでしょう?
KUDOさん
KUDOさん
シンガポールで1番印象的だったのが、人種の多さ。公用語は英語ですが、少し外に出ると右向けば中国語、左からはマレー語、後ろからはヒンディー語と、とにかくいろんな言葉が聞こえます。

看板も複数の言語で書かれていることがほとんど。

人間って自分が理解できない言語とか聞くと保守的になりがちだと思うんです。
ですが、この経験で、人種関係なく人とオープンに接することができるようになったのかなと思います。

トシーゾ
トシーゾ
シンガポールはかなり多様性のある社会なんですね。

シンガポールの学校生活はどうでしたか?

KUDOさん
KUDOさん
学校についてですが、「せっかく海外に住むんだったら、日本人学校では面白くない」という親の方針から、インターナショナルスクールに通い始めました。

日本ではほとんど英語を勉強しておらず、自分の名前をローマ字で書くことすらできない状態。

そのため、最初の1年間は言葉についていくのに必死で…ただ、インターナショナルスクールといっても、日本人は何人かいました。その方々に沢山助けてもらったおかげで、なんとか生きていけました笑

ただ、英語を習得しなければいけないことには変わりなかったので、必死にと頑張りました。英語は帰国した今でもあらゆる場面で、自分の選択肢を広げてくれるような重要なツールとなっています。

 

トシーゾ
トシーゾ
英語ができればアクセスできる情報も増えますから、小学生時代から英語が使えていたというのは大きなアドバンテージですねぇ。

現在の高校生活について教えてください。

KUDOさん
KUDOさん
現在は中高一貫校の高校1年生です。水泳部に所属しています。

僕の学校の文化祭では部活や有志団体が催し物をやります。自由な校風で部活や団体に所属しなければ何もしなくても良いし、家にも帰れるみたいな感じなんです。

何もやらないこともできるのですが、やらないのは面白くないなと思っていて。

せっかくそういうチャンスがあるのにチャンスを使っていかないのはもったいないというか。チャンスがあったら掴んでいったほうが良いと思っていて。

そしてチャンスは自分で作ることもできると思っています。

トシーゾ
トシーゾ
「チャンスは自分で作ることができる。」とのことですが、どのような活動をされてますか?
KUDOさん
KUDOさん
有志団体は毎年新たに団体を作って活動するのですが、僕も3年くらい毎年ストップモーションの団体を立ち上げて文化祭に参加しています。

人間を少しずつ動かしてストップモーションを作っています。

中学2年生のときは4位、中3では2位でした。今年もまたやります。

自分で立ち上げるのは大変だけど苦だとは思っていなくて。

自分の思い通りに企画ができて、予算がもらえて、成功を目指していくことが楽しいですね。

KUDOさんは2018年の高校の文化祭でコマ撮り部のリーダーとして活動
トシーゾ
トシーゾ
そのほかにも何か活動はされてますか?
KUDOさん
KUDOさん
学校外での活動になりますが、高校生以下のメンバーで立ち上げた中古PC用フリマアプリのデザインを手がけています。

お金よりもサービスを立ち上げることに参加できるのが一番大きいと思っていて。

起業するための予算表を見せてもらったんですけど、登記するところから始まって、いろいろ解決しなければならないことがあって。

そういうのって入ってみないとわからないですからね。

こういう活動を間近で見れるのは、すごい貴重な経験だと思います。

あと、この夏にリトアニアに短期留学してきました。

 

リトアニア留学について

トシーゾ
トシーゾ
リトアニア留学はどのような内容の留学だったのでしょうか?
KUDOさん
KUDOさん
リトアニア留学の期間は3週間でした。

毎年キャンプのテーマは変わって、今年は「多様性について」でしたが、「環境について」や「人権について」などのテーマの年もあります。

キャンプではアクティビティで国のステレオタイプなイメージを書いて、日本であれば「空手をやっている。」、リトアニアなら「旧ソ連の一部」、イタリアなら「パスタを食べている」などを書いて、それぞれに書いたことをお互い話し合いました。

「ステレオタイプなイメージというのはいろいろな国の人と話をする時に話のネタにはなるけど時に差別に繋がってしまうこともあり負の側面もある。」という話もでたりしました。

トシーゾ
トシーゾ
「何かを教わる。」というより「それぞれが考察することを大事にする。」という感じでしょうか。物事の考え方についての知見が得られそうなキャンプですね。

留学時、キャンプ以外の時間はどのように過ごしていましたか。

KUDOさん
KUDOさん
日本人が5名いて、その日本人だけで固まっていてもいいんですけど、それだったら行く意味ないなと、自分の糧になるようなことをしたいなと考えていて。

極力日本人以外のグループに飛び込んでいくようにしていました。

そのキャンプの面白いのは最初の3日間ぐらいはホームステイをするんです。

ご飯を作るときも作っているところを見たほうが面白いんじゃないかと思って。日本にもある料理を作るときも作り方が違うんじゃないかと。

留学した時期のリトアニアは日が沈むのが午後11時くらいで、散歩しないかと言われて。

2人きりで散歩して、会話しているだけでも考え方の違いを感じられたり、日本が外からどう見られるのかを感じました。

その方はお医者さんで歴史に詳しく、江戸幕府の話などを話したのですが、ただ歴史の事実だけを話すのではなく、どのようにしていればどうなっていたか、そしてどう思うかなど、自分の意見もしっかりはっきり主張していたのが印象的でした。

トシーゾ
トシーゾ
今回の留学でどのようなところが成長できたと思いますか?
KUDOさん
KUDOさん
一番は「発信力」の面だと思います。

ネットに情報や考えを発信することは、さほど難しいことではないでしょう。

しかし、実際に複数人集まって現実世界で面と向かって自分の意見を言うのはなかなか慣れていなければできないことだと思います。

とくに日本は自分の意見を述べる機会が極端に少ないため、とても難しいことと感じがちなのかなと思います。

今回の留学は、ディスカッション形式のアクティビティが大半だったのですが、意見を言う前に、自分が何を言いたいのか整理するのに時間がかかってしまっていました。

そのため、留学期間中の前半は、発言をすることなく話題が次に移ってしまうことがほとんどで、、、。

また、自分の意見が受け入れられるかどうかと、心配になったり、反論されたら…と発言するのを躊躇していました。

しかし、これではせっかく来た意味がないと思い、積極的に参加するよう努力しようと決心しました。その結果時間がたつにつれ、素早く考えをまとめることができるようになり、躊躇せずに発言することができるようになったのです。

日本の環境とは違い、意見を積極的に出すことのできるような環境であったため、短期間で大きく成長できました。

⒞KUDO

デザイナー活動について

トシーゾ
トシーゾ
デザイナーの活動を始めたのはどのようなことがキッカケでしたか?
KUDOさん
KUDOさん
デザインを始めたひとつの大きなきっかけとなったのがBOOK AND SONSという古書店で展示されていた、バウハウスのポスターです。

当時ポスターを見た時、その文字のインパクトに衝撃を受けた記憶があります。こんなにシンプルな構成で、これだけかっこいいものが作れるのかと。文字の持つ力に一瞬で魅了され、タイポグラフィの分野にのめり込んでいきました。

これまで様々なフライヤーやポスターを見てきましたが、いつまでもはっきりと思い出せる作品はこのポスターのみです。

トシーゾ
トシーゾ
1枚のポスターが人生に影響を与える。なんだかドラマチックですねぇ。
KUDOさん
KUDOさん
そうですね。

実はつい最近まで、このポスターをもう一度見つけることができていませんでした。タイトルやデザイナーの名前などは当時確認しておらず、写真も撮っていなかったため、唯一の手がかりは、記憶のみ。

しかし、あらゆる検索方法を試した結果、3年ぶりに見つけることができました。

三年ぶりに見た今も、当時と変わらない衝撃と発見があります。自分の原点に立ち返ったというかそんな感じがします笑笑

KUDOさんが古書店で見かけたポスター
トシーゾ
トシーゾ
KUDOさんの原点になっているんですね。デザイナーとしてはどのように活動されていますか?
KUDOさん
KUDOさん
ネットサーフィンしていたらGIMPというグラフィックソフトとInkscape(インクスケープ)をダウンロードし、いろんなことやって

もともとLINEのタイムラインにデザインや壁紙上げてたりしてたんですけど、インスタグラムに上げ始めたのが始まりですね。

最初のころはロゴのパロディみたいのを作っていました。NIKEをNICEにしたりとか。

それで知識や技術を磨いて自分が思おうようなデザインをやり始めました。

5ヶ月ほど前からはtwitterも使い始めてデザイナーの方々の思想や技術などを吸収しながら活動しています。

⒞KUDO SUZURIにて販売中

今後の進路と将来の夢について

トシーゾ
トシーゾ
今後の進路についてはどのようにお考えですか?
KUDOさん
KUDOさん
進路については大学に進学したいと思っています。

デザインだけではなくデザインに至るまでのフローであったりデザイン以外の部分もしっかり学びたいと思っています。

トシーゾ
トシーゾ
デザインの方向性などについては?
KUDOさん
KUDOさん
デザインの方向性というのはまだこれからですが、タイポグラフを主力でやっていきたいと思っています。

ただタイポグラフィだけに特化するわけではなく、クライアントの要望や場所に合わせたデザインをできるように

シンプルでかっこいいだけじゃなく、シンプルさの裏にイメージを込められるか、小さいもの、大きいもの対象物に応じて柔軟にデザインを変えられるようなデザイナーになりたい。

細部に神が宿るというか、そういう細かいところには気をつけています。

トシーゾ
トシーゾ
将来の夢や目標について教えてください。
KUDOさん
KUDOさん
そうですね。デザインの方向性はまだ固まっていない状態なので、柔らかいうちにさまざまな表現法を試すことができたらなと思っています。

自分の好きなタイポグラフィに固執することなく、柔軟にデザインをしていけたらなと。

クライアントにとっての良いデザインとは何かという、「デザインを使う」人側の目線にも立ってデザインをしていきたいです。「自己満足で終わらないデザイン」を目指していきたいなと考えています。

トシーゾ
トシーゾ
これからどんどんと可能性を広げていってほしいと思います。

では最後に読者のメッセージをお願します。

KUDOさん
KUDOさん
これから様々なことに挑戦していく中で、デザイン以外のことに興味や重点をおいていくかもしれません。

ただ、今はデザイナーとして、「グラフィックデザイン」というジャンルに囚われずに活動し、色々なことに手を伸ばしていきたいです。

「高校生」という柔軟なポジションであるうちに、沢山の経験を積み、多くのことを吸収していきたいと考えています。

最後になりましたが、これからも高校生デザイナーKUDOを、どうぞよろしくお願いします!

インタビューを終えて

彼と最初にあったときの印象は「頭が良く、快活な高校生」だったんですけど、実は結構ふざけた一面もあります。

突然ですが、こちらは大阪と福岡を拠点に暗躍するブラックカンパニートゥモローゲート株式会社の代表取締役、西崎康平氏のtwitterプロフィールのヘッダー画像です。

西崎氏のtwitterプロフィールのヘッダー画像 使用許諾いただいてます

トゥモローゲート株式会社はオフィシャルWEBサイトの会社情報メッセージからして下記の通り、かなり変わったメッセージを打ち出しているユニークな会社です。

世の中の常識に囚われない、”面白い会社づくり”を目指してトゥモローゲートは誕生しました。
真っ黒なオフィス、真っ黒な企画書、「ブラックな会社」として遊び心を忘れないさまざまなサービスに挑戦し続けます。 ・・・トゥモローゲート株式会社 会社情報より

で、現在のKUDOさんのtwitterプロフィールのヘッダー画像がこちら。

KUDOさんのtwitterプロフィールのヘッダー画像

完全にパロってますね!

ちなみに西崎氏のtwitterアカウント名が西崎康平@ブラックな社長なんですけどKUDOさんもDesigned by KUDO@ブラックな高校生デザイナーに改名するという徹底ぶり。

こういう悪ふざけ、嫌いじゃないですよ~。

 

そんなKUDOさんですが、作り上げるデザインはクールなものが多いです。

例えばこちら。

⒞KUDO

そしてこちらは脱毛サロン リリーグラスのロゴです。

そしてこちらはKUDOさんのポートフォリオサイトです。

⒞KUDO

どれもシンプルかつスタイリッシュですね。

かと思えばオチャメなところもあるKUDOさんらしい遊び心あふれる作品もあります。

⒞KUDO

作品名はShushidoard(寿司ボード)。

そのまんまですね。

ツッコミ待ちの気配がします(笑)

でも色使いなどのセンスのタマモノなのか?ポップでキュートな印象も受けますねぇ。

 

ここでCMのお時間です!

素敵な作品を多数作成されているKUDO さんのナイスデザインなグッズはSUZURIで買うことができますよ!

Tシャツやパーカー、スマホケースなんかもありますのでチェックしてみて下さいね。

 

ちなみに今回の記事のヘッダー画像はKUDOさんに作成していただいてます。

あらためて見てみると文字が画像からはみ出てますねぇ。

枠には収まらねぇぞ!ってとこでしょうか。

負けん気の強さというか、オラオラ的な要素も内包しているのかもしれません。

デザインから強いメッセージ性を感じ取ることができますね。

 

こんなナイスなキャラクターのKUDOさんが作り出すスタイリッシュな作品の数々はinstagramでも見ることができます。

【KUDOさんのinstagram】

 

街で見かけたタイポグラフィーを写真に撮ってinstagramに掲載されています。

【タウンタイポのinstagram】

 

デザインに関する活動については「note」でちょいちょいまとめてるようです。

【KUDOさんのnote】

 

日々の活動についてはtwitterで呟いてます。デザインを頼んでみたくなった方はコンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。

【KUDOさんのtwitter】

 

ふ~、やっとSNSの紹介が終わった。

どんだけSNS使いこなすんじゃい!って感じですが、どれも本気で打ち込んでますので見ごたえ充分ですよ。

 

というわけでこの「DREAMS 夢を応援するブログ」では高校生デザイナーKUDOさんの夢を応援していきます。

KUDOさんのことが気になっちゃったあなたも、一緒に応援よろしくお願いします。

(C)KUDO