人を大切にするということ:〜たった一つの本当に大切なこと〜

人を大切にすると言うこと 人生哲学

自分を大切にしているだろうか。
身の回りの人を大切にしているだろうか。

そもそも、自分を含めた、誰かを大切にするということとは。
人を大切に思うことは、「愛」であり、それ自体が人の本質である。

今一度、自分の振り返りとしてこの2024年12月に残しておこう。
誰かの役に立てると嬉しい。

「自分に自信が持てない」
「このままでいいのだろうか」
「人生の意味って何だろう」

そんなことを思っている誰かがいるならば、その人たちに届いて、少しでも役に立てるといい。

自分中心だった、私

こんにちは! 「出会いの数が幸せの数」27歳、一般サラリーマンです。

「もっと稼ぎたい」
「早く認められたい」

昔の私は、こんな思考でいっぱいだった。

仕事をしても、それは単なる収入を得る手段でしかなかった。
お客様の笑顔?会社の成長?正直どうでもよかった。

大切なのは自分の成長と収入、そして、将来起業をして、有名になるんだ。
そんなことばかり考えていた。

別に年収が上がるわけでもない。
仕事が特別できるようになるわけでもない。
誰かに喜ばれるわけでもない。

圧倒的なTakerだったと、今思い返せば恥ずかしい話である。

転機:困窮者支援での気づき〜人のためになるということ〜

今、私は携帯電話事業に携わっている。
その中で、料金の滞納やクレジットカードを持てないという理由で、携帯電話を持てない人々の存在を知った。

一見、携帯電話が持てないだけの問題に見える。
でも、実はそうではない。

現代社会において、携帯電話は単なる通信手段ではない。

  • 仕事を探すための必需品
  • 家族や友人とのコミュニケーション手段
  • 緊急時の連絡手段
  • 社会とつながるための窓口

これらを失うということは、実質的な社会的孤立を意味する。

ある日、一人の若者との出会いが私の価値観を大きく変えた。
彼は離職後、携帯料金が払えなくなり、連絡手段を失っていた。その結果、新しい仕事を見つけることもままならない状況に追い込まれていた。

私たちは彼に携帯電話を提供し、就職活動のサポートも行った。
数ヶ月後、彼から一通のメールが届いた。

「おかげで仕事が決まりました。本当にありがとうございます」

この一言が、私の心を大きく揺さぶった。

なぜだろう。
それは、初めて自分の行動が誰かの人生を具体的に変えたと実感できたからだ。

ここから私の価値観は

「人のためになることをしよう」

そう変わった。

なぜ人を大切にすることが自分を大切にすることになるのか

「情けは人の為ならず」とはよくいったものだ。

人は一人では生きていけない。
マズローの欲求段階説を見ても分かる通り、人間には社会的欲求がある。それは単なる欲求ではなく、人間として成長するために必要不可欠な要素である。

自分の価値は、他者との関係の中で初めて輝き始める。
なぜなら、私たちは社会の中で生きているからだ。

考えてみてほしい。
あなたの周りにいる素敵な人たち。彼らが集まってくるのは、あなた自身が素敵な人間だからだ。これは、鏡のような関係なのだ。

実は、「自尊心」「利他性」には深い関係がある。
他者のために行動することで、以下のような好循環が生まれる:

  1. 自己有用感の向上
  2. 社会からの承認
  3. 自己肯定感の強化
  4. より積極的な利他行動

この循環が、人生の質を大きく変える。

意識が変わったら人生が変わった

この気づきを得て「喜ばれる人になろう」と決めてから、仕事はさることながら、人生への向き合い方も180度変わった。

もはやお金のためだけに働き、生きるのではない。
お客様に価値を提供すること、社会に貢献すること、それ自体が目的になった。

大きな変化をもたらしたなかでも、特に印象的だったのは、年収の変化だ。
お金のことばかり考えていた時は伸び悩んでいたのに、顧客や会社のことを考えて行動するようになったら、気づいた時には1.5倍以上になっていた。

これは決して偶然ではない。
人のために尽くす姿勢が、結果として自分に返ってくるのだ。

本当に大切な「相手のことを考え、喜ばれる人になること」

「でも、私には何もできない」
そう思う人もいるだろう。

しかし、始めるのに特別なスキルや環境は必要ない。
最も重要なのは

「喜ばれる人になる」

たったそれだけである。

自分が自分が、ではなくて、「相手がどう思うのか。」「相手は喜んでくれるのか。」

重要なのは、完璧を目指さないことだ。
小さな一歩から始めればいい。

どうやったら「喜ばれる人」になれるのか。

簡単。
相手が、どうやったら喜ぶかをひたすら考えること。

それがもし、難しいなら

まずは誰かに「ありがとう」といってみよう。
何回でもいいから、いってみよう。何かをしてもらったら、いってみよう。

それができたら、次は、そのありがとうの気持ちを「行動」で表現してみよう。
なんでもいい。

  • お花を買ってあげる
  • 何かお手伝いする
  • ご飯をご馳走する
  • 小さい何かをプレゼントする

そしたら、きっと相手も喜んでもらえるはずだ。
その繰り返しなのではないだろうか。

そしたら、その人からもきっとありがとうが生まれる。

ただそれだけのことなんじゃないだろうか。

人のためになることが、難しく感じるかもしれないが、
「自分がされて嬉しいこと」「相手にしてあげたいこと」これが、「喜ばれる人になる」「愛情を人にあげる」本質だと思う。

まとめ:人生の本質

確かに、自分の人生は自分のものだ。
だからこそ、どう生きるかは自分で決められる。

でも、それは決して一人で歩む道ではない。
誰かと共に歩み、誰かの人生に寄り添い、そして誰かに寄り添ってもらう。

だから、絶対に「相手のことを考える」が最も重要である。
ビジネスにおいても、結局そうであるし、人生においても揺るがない。

私の経験から言えること:

  • 人を大切にすることは、回り回って自分を大切にすることになる
  • 与えることで、思いがけない形で見返りが来る
  • 自己肯定感は、他者との関係性の中で育まれる

最後にもう一度考えてほしい。
自分がどんな人生を歩み、どんな人になるのか。

その周りには、どんな人たちがいるのか。
想像するだけで、ワクワクするだろう。
その想像した人たちをみんな、喜ばせてほしい。そんな人生最高じゃないか。

明日から、誰かのために一歩を踏み出してみよう。
その一歩が、きっとあなたの人生も豊かにしてくれるはずだ。

そして今回紹介した背景には、とある本を読んだことも関係している。
ぜひ読んでみてほしい。

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