モチベーションとは
モチベーションと聞いて、あなたは何を思いますか?
- やる気?
- 頑張る気持ち?
- なかなか続かない?
人それぞれ思い浮かべるものは異なると思います。
実態はよくわからないものだけど、何かする時には必要ですし、さらにはより高みを目指すにはもっと必要になってくるものです。
そこで、本記事では、私なりのモチベーションの本質についてお伝えし、皆様のモチベーションが少しでも上がるような情報をお届けします。
これを読み終われば、あなたもモチベーションマスターです。
では、早速 Let’s 学び!
モチベーションを上げる方法15選
まず、本題の「モチベーションを上げる方法」について早速お伝えします。
気になるものがあれば、どんどん試してみましょう。
目標を明確にする
小さなゴールや目標を作る
できることから始める
自分の強みを理解する
できることに目を向ける
やることを全て分解する
人を巻き込む
ノートに書き出してみる
人と話してみる
モチベーションが生まれるまで何もやらない
そもそもモチベーションとは。
モチベーションの正体
そもそも、モチベーションとは何でしょうか。
広辞苑によるとモチベーションとは、下記の説明があります。
動機を与えること、動機づけ、誘因
物事を行う意欲
何かを行うときの、意欲や動機と捉えてください。
この動機や意欲はどのような要素を含んでいるのでしょうか。
何が、モチベーションとして、人を動かしているのでしょうか。
モチベーションの構成要素:will/can/must
こちらの記事をご覧の方は、【will】【can】【must】の構成要素はご存知でしょうか?
これは、人間のモチベーションにおいてよく使われるフレームワークです。
ここで夏休みの宿題を例に挙げてみます。
Will
「自分の理想」や「〜したい」という未来への望みと表現しておきます。
夏休みの例で言うと
「自由研究で、〇〇について調べて、研究したい!だからやる」になります。
これが、【Will】のモチベーションです。
Can
「自分ができること」や「自分が得意なこと」など、現在の自らの力で達成可能であるものと表現します。
夏休みの例で言うと
「数学の宿題が得意だから、早く終わらせよう。」となります。
これが【Can】のモチベーションです。
Must
「やらなければならないこと」や「必達事項」などの、強いられることで起こるモチベーション。
夏休みの例で言うと、
「やばい、夏休み最後の日だ。終わらせないと怒られる。」となります。
これが【Must】のモチベーションです。
この3種類の使い分け
人は、この3種類の根源的動機を使い分けて、自らの行動を実行しています。
普段の生活でも、
- 会社に行く時間だから起きないといけない(Must)
- 土曜日のデートが楽しみだからあと2日頑張ろう(Will)
- 取り合えず、できる仕事から取り組もう(Can)
というように、自分の中で、意識せずとも何か行動を起こす際には、その人の心の中で、「モチベーション」が働いていると言えるでしょう。
自分は、どのモチベーション要素が強いのか。どれを使うと、より高いパフォーマンスで成果を出せるのかを理解しておくことが、自分のモチベーションコントロールおよび成果を出すための自己管理として効果的かも知れません。
内発的動機と外発的動機
もう1つ。モチベーションを語る上で、欠かせない「内発的動機」と「外発的動機」についても記述しておきましょう。
内発的動機
自分のうちから出てくるものです。決して、他人や外部、報酬、見栄などからくるものでなく、純粋に自分が「やりたい」「面白い」と思う時に湧いてくる動機です。
- 趣味:絵を描くことが好きで、一日中書き続けている。
- 好奇心:プログラミングが大好きで、寝る間も惜しんで学習し続ける。
- やりがいや達成感:フルマラソンを走った後の爽快感、達成感が気持ちいい
というような、自分のうちなるものです。
これは、特徴としては、下記の内容が挙げられるでしょう。
★持続しやすい
★自分でコントロールしやすい
★外部からの影響を受けない
外発的動機
一方、外発的動機。これは外部が自分に影響を及ぼしてくるものです。
周りからどう思われるか、どう評価されるか、どのようにみられるかというものを気にして、自分の動機としています。
- 金銭報酬:お金をたくさんもらいたいから頑張る。
- 出世欲:もっと偉くなりたい。人の上に立ちたい。周りからカッコよくみられたい。
- 罰を避けるため:怒られないようにするために頑張ろう。
といった、外部からどんな影響が自分にあるか。ということを軸に受ける影響です。
特徴としては、下記のものが挙げられます。
★短期効果は非常に高い
★環境の変化で、かなり乱高下する。
★人と比較してしまう
★短期効果が切れると、その跡が続かない。もしくは、限界効用の逓減がある。
使い分けが重要
このフレームワークも、Will / Can / Mustと同様に、どちらが良い悪いではなく、自分はどちらによく背中を押されるのか。どちらの方が自分が求める成果や事象にあったモチベーションを発揮できるかを使い分けることが重要になります。
モチベーションは必要か
ここまで、モチベーションについてお伝えしてきました。
ここからは、モチベーションの持つ力とどのような時にモチベーションが必要とされるのか。
そして、モチベーションは果たして必要なのか。
ということについてお伝えしていきます。
あくまでも私の解釈ですが、共感できる方も多いと思うので、ぜひご覧ください。
なお、この回答については、よく大人の悩みに出てくる、「仕事」に重きを置いて話を進めます。
モチベーション不要理論
まず、モチベーションが不要という主張について。
- モチベーションは不要
- モチベーションなんてものは幻想
とおっしゃる方がいることはご存知ですか?
「モチベーションが不要?」どういうことだ?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ビジネス用語としてのモチベーションの意味は、「あたりまえのことを、あたりまえにやるだけでなく、それ以上の行動をとるために必要な心の動き、意欲、動機付け」だ。
たとえば「朝9時に出社する」「お客様と約束した11時に訪問する」「1時間で20個の組み付け作業をする」「夕方6時までに納品する」……このような事柄が、もし「あたりまえ」になっているのであれば、当然モチベーションとは関係がなく人は動く。
朝の出社時刻が決まっているとしよう。その時刻から逆算して身支度をし、電車の時刻を調べて乗り、会社へ出かけるのにモチベーションは必要ない。
とある記事の引用ですが、つまり【人間の習慣になっていれば、モチベーションはいらない】ということです。
日常生活に置き換えてみると、歯磨きをすること、ご飯を食べること、など習慣となっているものには、モチベーションが働いていないということです。
モチベーションというものは「当たり前」になっている習慣には働いていないように感じますね。
靴を履くこと、テレビを見ること、スマホを見ること、など「モチベーションを必要としない。」行動もあるのでしょうか。
モチベーション必要理論
逆に、何をするにもモチベーションが必要と言われる場合もあります。
例えば、早起き。「明日早起きするぞ」というモチベーションが働いていますね。
例えば、仕事。「今日も頑張るぞ」というモチベーションが働いています。
これはある種、前述の通り、習慣になっていないから、とも言えるでしょう。
しかし、これを習慣にしてしまうことは可能なのでしょうか?
また、これを習慣にすることによって、本当にモチベーションが不要になるのでしょうか。
仕事で「これをやってください。頑張って達成しましょう。」と言われて、
「成果を出すのが習慣になっている。」だから、仕事にモチベーションは不要である。と言い切れるのでしょうか。
確かに、「当たり前」になってしまえば、モチベーションは不要になるのかも知れませんが、果たしてどうやって当たり前にするのでしょうか。
本能的選択と意識的選択
「モチベーションが必要」
「モチベーションは不要」
この2つを完全に分離して考えることは難しいと思います。
なぜなら、どちらも正しいから。です。
私なりに、必要なものと必要でないものを科学したところ
「本能的意思決定」と「意識的意思決定」の2つに分けられると思います。
★本能的意思決定
モチベーションを必要としないものは、「本能レベルで必要と認識している」行動です。
ご飯を食べる、歯磨きをする、風呂に入るなどの、習慣がそれに値します。
習慣にすることで、本能が「この行動は必要なものなんだ」と認識するが故に、モチベーションが不要と考えられます。
仕事においても、「成果を出すのが当たり前。それが仕事。それが本当に自分がやるべきこと」と本能レベルで認識している人は、モチベーションを確かに必要としていません。それが本能レベルで、自分が求めていることだから。
そのため、本能的選択は、
- もとより認識している行動
- 習慣づけることで本能的レベルに落とし込む行動
の2つがあると言えるでしょう。
★意識的意思決定
一方、逆の行動「意識的意思決定」について。
これは、本能レベルには至っていないが、自分が選択している行動。
- 仕事で、「やれ」と言われたことをやっている
- 自分がやりたくないことをやっている
- やりたいけどもそこに対しての拘束力は弱い
などの行動は全て、「意識的意思決定」になります。
習慣になる前の行動や、新しく始めたことなどは全てこれに該当すると考えています。
「やらされていると感じること」や「強い意志のない行動」は必ずモチベーションが必要になります。
つまり、当人が本能レベルでそれを欲していないにも関わらず、上司から
『これをやってください。目標は100件契約を取ることです。』と言われても、
部下は、「モチベーションが上がらない。」となるのは当たり前です。
それを本能レベルで必要としていないから。
これが、「本能的意識決定」と「意識的意識決定」の違いになります。
モチベーションを維持するために
ここまで、モチベーションの話をしてきましたが、
理論は簡単です。ただし、実行が難しいのです。自分のモチベーションが落ちれば、毎日の仕事や生活など全てのことにおいて、被害が生まれます。
どんなに強い人でも、ふとした時にモチベーションが切れたりする瞬間もあるでしょう。
それはそもそもなぜ、モチベーションは、切れてしまうのか、その原因を知れば対策を打つことができるでしょう。
本章では、モチベーションの落ちる原因と自分のモチベーションの拠り所を確認するための章とし、これからの皆さんの役に立てれば非常に嬉しいと思います。
なぜモチベーションが落ちるのか
皆さんは、なぜモチベーションが落ちますか?
- 失敗するから?
- 怒られるから?
- 上手くできないから?
人それぞれですね。
そう、自分が「どんなタイミングで気持ちが下がるのか。上がるのか。」を知る必要があるのです。
要因はいろいろあると思います。
「寝れていないから」
「主体的でないから」
「お腹が空いているから」
「周りが認めてくれないから」
理由はさまざまです。しかも1つだけでもないです。
それが人間の難しいところです。
でも共通するもののうち1つは、「自分の思い通りに行っていないこと」が挙げられると思います。
人は、自分で期待をして、その期待通りになると心のどこかで思っています。
その期待が、期待から逸れたときに、「感情」が揺れ動きます。
その後の、感情の処理の仕方で、自分のモチベーションの変動に影響が出てくると考えられます。
自分のモチベーションはどうやって知ればいいの?
では、最後に「自分のモチベーションの根源を知る」ためにはどんなことができるのか、ご紹介いたします!
少しでもモチベーションに悩む方がいれば、その方のお役に立てれば嬉しいと思います。
1.紙に感情をかき出す
1つ目は、最も実行が可能、かつ最も効果的といわれている「書き出し」です。
人間の脳は、考えているだけでは、処理できなくても、とにかく書き出して、書き出して、文字部することで整理されたり、問題を過大評価していたことなどを捉えることが可能になります。
このかき出す時のポイントは、とにかく書くことです。見た目や綺麗さなどは全く気にしなくて大丈夫です。誰に見せるものでもないので。
2.幼少期から現在に至るまでのモチベーショングラフを書く
これは、自己分析などでよく使われる手法です。
過去、自分がどんな時に、どんな出来事があり、どんな感情になったのか。
文字化および、数値化をすることによって、これも視覚的に情報が得られ整理されます。
このポイントは、あくまで「今当時を思い返すと」という観点で書くことです。
そうすることで、今との比較もでき、より自分のモチベーションも源泉になる出来事や感情を知ることができます。
最後に
さて、ここまでモチベーションについてのあれこれを書いてきましたが、少しでも役に立つ内容はありましたか?
決して、モチベーションは不要ではないし、根源を知ることも大事です。
一方モチベーションに頼りすぎたり、それを必要にしすぎると、「ないと行動ができない」状態になってしまい、さまざまな被害が被ります。
そうなっても自分で律することができれば問題ないですが、
周りに迷惑をかけるようになってしまうと、気持ちの良い人間関係や人生を送ることができなくなってしまいます。
そのため、自分のモチベーションはうまくコントロールしつつ、適度に付き合っていける状態を作り、いざという時には、最高の力を発揮するために利用してみてはいかがでしょうか?
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